講義名 | 教育の新しい知見を学ぶ | |
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講師 | 八木 秀文・藤井 茂樹 | |
講義内容 | 到達目標 | これからの社会・世界の有り様を多様な視点(経済・政治・科学技術・環境・人権など)をふまえて具体的にイメージしつつ、だがそれ故に子どもたちが抱え込まざるを得ない様々な生きづらさにも思いを寄せながら、これからの教育・授業をどうデザインしたらよいのか、自分なりのビジョンを描くことができる。 |
内容 | 必修領域として示された4項目のテーマに基づいた講義内容で構成する。特に、政策的動向や時代が求める教育の姿、様々な教育課題等を踏まえ、新しい知見に基づくこれからの教育の在り方について、私たち教師は何をすべきかを問いかけながら、理解していく。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | P401教室 |
講義名 | 道徳教育 ―教科化時代の授業作り― |
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講師 | 髙宮 正貴 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 小・中学校の道徳科の授業づくりについて、特に発問に焦点化して学びます。
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評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | O202教室 |
講義名 | 様々な児童生徒に対する組織的対応と学級経営 | |
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講師 | 吉美 学 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 社会の多様性に伴い、学校においてもさまざまな背景や課題を有する児童生徒が在籍しており、複雑かつ多岐にわたる課題対応が必要となります。教員にとって、いじめや不登校等の課題の未然防止や早期発見を含め、児童生徒の健やかな成長を促すことは学級経営上、非常に重要となります。その際、「チーム学校」として関係機関等と連携し解決を図ることも必要です。そこで、本講習では、これまでの自身の教育実践を振り返り、より充実した児童生徒理解を深めます。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | O201教室 |
講義名 | 教育の情報化とタブレットPCを活用した授業設計 | |
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講師 | 岡崎 均 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びへの授業改善に向けて、ICTを積極的に活用することを求めています。そこで本講習では、情報教育の歴史と特徴的な実践を踏まえ、学校教育におけるICT活用の動向とその有効性を講義します。そして、グループワークを中心にタブレットPCを活用した授業開発、教材開発を通して、学習指導での効果的な活用の在り方について学びます。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
タブレットPCは本学で1人1台用意します。持参の必要はありません。 | |
場所 | O205教室 |
講義名 | キャリア教育をどう進めるか | |
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講師 | 岸田 正幸 | |
講義内容 | 到達目標 | キャリア教育の必要性について理解し、各学校において、キャリア教育の実践的な取組ができる力を身に付ける。 |
内容 | 子供たちを取り巻く育ちの環境が変容する中で、なぜキャリア教育が求められるようになったのか、そしてキャリア教育とは何かを明らかにした上で、これまでどのような取組が行われ、今後、どのような取組が必要とされるのかを考えていく。また、各学校の取組とキャリア教育との関連性を踏まえ、より実践的なキャリア教育のあり方についても考える。その上で、これからの進路指導はどうあるべきかについても考える。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | O203教室 |
講義名 | 健康・体力づくり運動の理論と実際 | |
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講師 | 金子 勝司・竹内 亮 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 幼児期運動指針および学習指導要領(保健体育)を概観すると、幼児、児童、生徒が自発的に体を動かす習慣を身に着けるとともに、生涯にわたる身体活動の定着を実現させようとする動きが窺える。この講習は、児童生徒のみならず働き盛り世代や高齢者といった幅広い対象が親しめるスポーツ活動について、健康・体力づくり関連の講義および地域に根差したスポーツ活動の実践を通じて学習する。 | |
評価方法 | 筆記試験(小レポート) | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ | |
場所 | 第6体育館(アリーナ・レクチャールーム) |
講義名 | 小学校理科授業におけるアーギュメント構成能力と評価能力の向上 | |
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講師 | 神山 真一 | |
講義内容 | 到達目標 | アーギュメントの意義、アーギュメントの構造、アーギュメントの指導法について理解し、実際の小学校理科授業にアーギュメントを導入できる。 |
内容 | アーギュメントとは論証の構造であり、近年、Tonlmin(1958)を応用して、「主張」と「証拠」及び、それらを結びつける「理由付け」から成るアーギュメントが理科教育に導入されている。PISAや全国学力学習状況調査の正答例に鑑みても、学校教育にその育成が求められている。本講習は、教師自らのアーギュメント構成能力や児童の記述したアーギュメントを評価する能力、さらに、実際に授業でアーギュメントを指導する能力の向上を目指したプログラムで構成される。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | O号館 理科室 |
講義名 | 障害の状況等に応じた指導内容、指導方法の工夫について考える | |
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講師 | 藤原 彰子 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 学習指導要領が改訂され、障害のある児童生徒への指導については、全ての教師が障害に関する知識や配慮等についての正しい理解と認識を深め、計画的、組織的な対応を行うことが求められています。 個々の児童生徒の障害の状況に応じた指導内容や指導方法の工夫について、個別の指導計画や個別の教育支援計画の作成、活用をふまえて考えていきたいと思います。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | O号館 205教室 |
講義名 | 小学校外国語活動や外国語科の授業づくり | |
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講師 | 吉田 雅子 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 本講習は、小学校教員が外国語活動や外国語科の授業作りについて理解を深めることを目的としています。外国語活動・外国語科の授業作りに必要な「英語教育の実状」や「第二言語習得論」などの理論、実際の授業作りで活用できる指導法について講義とディスカッションを行うとともに、模擬授業などの演習を行います。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
実際に学校で使用している教材(教科書・資料)、レッスンプラン(すでに行ったもの・これから実施予定のもののいずれか) | |
場所 | O号館 201教室 |
講義名 | アダプテッド・スポーツ | |
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講師 | 植木 章三・曽根 裕二 | |
講義内容 | 到達目標 | 講義と実技、演習を通してアダプテッド・スポーツに関する基本的な考え方を理解する。また、その上で特別支援学校や特別支援学級、及び通常の学級における運動面に配慮を有する子どもたちを対象とした、体育的活動の教材や授業内容を考えることができる。 |
内容 | アダプテッド・スポーツとは、実践する人の状況に合わせてルールや用具を適応させたり、工夫させて実施するスポーツのことをいう。障がいを有する場合や極端に運動が不得意だったり、低体力により通常のスポーツ種目の実施が困難な場合においても、一人ひとりがスポーツを実践し、その楽しさを味わうことができると考えられる。本講座では、その概念を解説しながら、具体的な実践例を紹介する。また、本学で実施している地域の支援学校に通う生徒を対象とした運動教室の見学も行う予定である。更には、競技用車いす等を用いた実技・演習を行うことで「創造する体育」のおもしろさを共に考えていく。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
実技・演習があります。動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ、着替えや水分の用意をお願いします。競技用車いすを操作する予定です。タイヤと衣類が擦れる可能性もありますので、濃い色のウエアをお勧めします。 | |
場所 | 第6体育館(アリーナ・レクチャールーム) |
講義名 | 教育におけるワーキングメモリ | |
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講師 | 土田 幸男 | |
講義内容 | 到達目標 | ワーキングメモリの基礎的知識を獲得し、教育場面に与える影響について考えることができる。 |
内容 | 人間の一時的な記憶であるワーキングメモリは、日常の様々な場面に影響を及ぼす認知機能の1つである。ワーキングメモリには個人差があり、教育場面において大きな影響を与えている。また、各種発達障害においてもワーキングメモリの問題が多数指摘されている。この講義ではワーキングメモリの基本的な知識や個人差について学び、特別支援教育を含めた教育場面におけるワーキングメモリの影響について考えていきたい。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | O号館 205教室 |
講義名 | 日本の音と楽器へのアプローチ | |
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講師 | 石塚 真子 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 日本の伝統的な音・音楽について、講義および実際に音を出し、音・音楽をつくる体験を通して、その特徴、学び方について理解する。本講習では、特に、生活の中にある身近な音具、楽器(太鼓)、民舞などをとり上げる。さらに、授業づくりにおいて、どのように伝統音楽の音・音楽の特徴、学び方を活かしていくのかを考察する。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(スカート不可)、軽い運動のできる靴(裸足可) | |
場所 | O号館 音楽室 |
講義名 | 児童が運動の楽しさを味わえる小学校体育科の授業づくり | |
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講師 | 陳 洋明 | |
講義内容 | 到達目標 | 小学校体育科における各運動領域(体つくり運動、陸上運動、ボール運動)に応じた授業づくりのポイントを理解することができる。 |
内容 | 小学校体育科の授業づくりに向けて、「よい体育授業のスタンダード」や各運動領域に応じた授業づくりのポイントについて、講義及び実技を通して理解を深める。実技では主に「体つくり運動」、「陸上運動」、「ボール運動」の3つの領域に焦点をあて、どのような教材・教具を取り入れれば、児童が体を動かす楽しさを味わいながら、体力・運動能力を高めていけるのかについて触れていく。また、運動が苦手な児童も楽しめるような授業づくりの工夫についても触れ、様々な実践例を紹介する。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ | |
場所 | 第6体育館(アリーナ) |
講義名 | 水泳授業の指導の内容と方法 | |
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講師 | 浜上 洋平 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 学校体育の水泳系領域で取り扱うべき内容とその系統性を整理するとともに、その具体的な指導方法について、講義・演習・実習を交えながら学ぶ。特にここでは「安全確保につながる運動」ならびに「背泳ぎ」を学習する上で必要不可欠な「背浮き」に着目し、理論と実践的な指導方法について取り上げる。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
やむを得ない事情で入水できない場合を除き、水着(体にフィットするタイプ)、キャップ、ゴーグルをご持参ください。また、小学校体育科及び中・高保健体育科の「学習指導要領解説」や「水泳指導の手引き(三訂版)」があると理解が促されるかと思います。 | |
場所 | 第6体育館(プール・レクチャールーム) |
講義名 | 新学習指導要領に向けた保健体育の授業づくり | |
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講師 | 小林 博隆 | |
講義内容 | 到達目標 | 今回の学習指導要領改訂により、育成を目指す資質・能力の三つの柱を確認し、保健体育科の授業づくりの参考にできる。 |
内容 | まず学習指導要領の改訂が目指すものを理解し、保健体育科の価値を再考してみたいと思います。 その上で育成を目指す資質・能力と保健体育科のあり方、保健体育科で何を学ぶのか、どのように学ぶのかについて、参加するみなさんと一緒に考えていきたいと思います。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | L号館 201教室 |
講義名 | 新しい時代にふさわしい部活動指導 | |
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講師 | 土屋 裕睦 | |
講義内容 | 到達目標 | 新しい時代にふさわしい「モデル・コア・カリキュラム」に則り、スポーツ指導における暴力・ハラスメントの根絶の担い手となるため、運動部指導の基本的理念や哲学を学び、体育・スポーツ科学の援用力を身につける。 |
内容 | 本講義は日本スポーツ協会がスポーツ庁受託事業としてまとめたコーチ育成のための「モデル・コア・カリキュラム」の手法に則り、そのエッセンスを学ぶ。具体的には、スポーツの価値やインテグリティから基本理念を点検し、運動部指導の実践現場で役立つ具体的な方法を紹介する。生徒の自主性、主体性の発揮と競技力向上を両立する、新しい時代にふさわしいコーチング法を探求する。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | L号館 201教室 |
講義名 | 保健の授業づくり | |
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講師 | 菅沼 徳夫 | |
講義内容 | 到達目標 | 保健の授業を作る面白さを実感することができる。 |
内容 | 「保健」の授業は人や社会の健康に関する事柄を「素材」として扱う教科である。私たちの身近な情報源である、テレビの番組や新聞、雑誌などにも健康を取り上げたものは数多い。保健の内容は、私たちの生活から連想されるものだったり、生活を変えてみるきっかけになったりする。生活教科であるであるので親しみやすく、面白くないはずがないのである。暗記を強いる保健の授業から脱却し、面白い保健の授業を作るポイントを参加者の皆さんといっしょに考えてつくってみましょう。 | |
評価方法 | 授業案の作成 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具、保健の教科書、作ってみたい授業の資料(新聞記事、本、その他授業の素材や資料となるもの) | |
場所 | C号館 3階 C301教室 |
講義名 | 発達段階に応じたトレーニング | |
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講師 | 三島 隆章 | |
講義内容 | 到達目標 | 発達段階に応じたトレーニングについて理解したうえで、説明することができる。 |
内容 | 発育とともに体力・運動能力は発達を遂げるが、ある体力・運動能力が著しく発達している時期は、その体力・運動能力のトレーニングを行うのに最適な時期だと言われている。したがって、体力・運動能力が著しく伸びる時期に応じて、トレーニングの内容を調整する必要があるとも言える。そこで本講習では、体力・運動能力の発達について改めて学ぶとともに、実技を交えながら発達段階に応じたトレーニングについても学ぶこととする。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ(上履き)、筆記用具 | |
場所 | C号館 302教室・L号館 トレーニングルーム |
講義名 | 特別支援教育における体育の授業づくり | |
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講師 | 曽根 裕二 | |
講義内容 | 到達目標 | アダプテッド・スポーツの実践を通して、具体的なルールや道具の工夫を学び、授業実践の参考にできる。 |
内容 | 生涯に渡って豊かなスポーツライフを送れるような態度や知識を育むことは学校体育に求められる大きな目標の一つです。それは、通常の学校でも特別支援学校でも変わることはありません。障害のある児童生徒が生涯に渡ってスポーツを選び、楽しむためには学校体育における「できた」「楽しい」体験が必要だと考えられます。そのような体験を得るためにはアダプテッド・スポーツの概念を授業に応用することが必要ではないかと考えています。本講座ではアダプテッド・スポーツの演習を行うことで、具体的なルールや道具の工夫、ゲーム化の考え方などを学び、それらを授業実践で使えるものにできるよう、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ | |
場所 | 第6体育館(アリーナ) |
講義名 | ダンスの授業づくり | |
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講師 | 白井 麻子 | |
講義内容 | 到達目標 | 学習指導要領で扱われているダンス(創作ダンス及びリズムダンス)の指導法を身につける。 |
内容 | 創作ダンスと現代的なリズムのダンスの具体的な教材を学習し、 誰もが出来て、楽しいダンスの授業づくりに関する講習を行う。 現代的なリズムのダンスの学習では、 軽快なリズムにのって思い切り踊る楽しさをベースに、 すぐに活用できるリズムダンスを扱う。 創作ダンスでは、 導入~動きの探求~作品の創作発表までの流れについての学習教材、 指導のポイントを紹介する。 | |
評価方法 | 実技試験および筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズまたはダンスシューズ | |
場所 | 第2体育館 1階 |
講義名 | 器械運動の授業づくり | |
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講師 | 藤原 敏行 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 器械運動の意義を再確認した上で、良質な授業、すなわち安全に楽しく技能を向上できる授業づくりを目指す上で重要となるポイントを確認する。また、実際の指導現場におけるつまずき事例や課題を参加者で共有し、ともに解決法を模索しながら、技の技術的ポイントや指導法についての理解を深める。 | |
評価方法 | ディスカッションへの参加と講習内発表、および講習内における作業内容を評価する。 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、筆記用具 | |
場所 | 第3体育館 2階 |
講義名 | バスケットボールの授業づくり | |
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講師 | 村上 なおみ | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 |
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評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
体育館シューズ、動きやすい服装(ジャージ)、筆記用具 | |
場所 | 第1体育館 2階 |
講義名 | アダプテッド・スポーツ | |
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講師 | 植木 章三・曽根 裕二 | |
講義内容 | 到達目標 | アダプテッド・スポーツに関する基本的な考え方を理解し、関連する知識を学習することによって、教材や授業内容を考える上での参考にできる。 |
内容 | アダプテッド・スポーツとは、実践する人の状況に合わせてスポーツのルールや用具を適応させたり、工夫させて実施するスポーツのことをいう。バラリンピック等で実施されている障がい者スポーツはその代表的なものである。こうした考え方を学校体育に応用することによって、障がいを有する場合や極端に運動が不得意だったり、低体力により通常の体育種目の実施が困難な場合においても、生徒一人ひとりがスポーツを実践し、その楽しさを味わう可能性を引き出すことができると考えられる。本講座では、アダプテッド・スポーツの概念を解説しながら、具体的な実践例を紹介し、既存のルールや用具にとらわれない「創造する体育」のおもしろさを共に考える。そこから実際の授業場面や生徒指導への応用や展開に関する気づきが得られることをめざす。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ | |
場所 | 第6体育館(アリーナ・レクチャールーム) |
講義名 | 体育だからこそできる生徒の育成:「学びに向かう力・人間性」に関連して | |
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講師 | 梅垣 明美 | |
講義内容 | 到達目標 |
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内容 | 生きていると様々な問題に直面します。直面した問題に対して、質の高い問題解決を行うためには、知識を多く知っていることよりも肯定的な自己概念や社会的スキルなどの非認知的能力を身に付けていることの方が重要であるといわれます。新学習指導要領では、「学びに向かう力・人間性等」が教科目標として掲げられました。座学を中心とした他の教科ではなく、身体活動を伴う体育授業だからこそ育成できる能力があります。本講義では、体育で開発されている生徒の肯定的な自己概念や社会的スキルを身に付けさせる指導モデルを紹介します。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | C号館 301教室 |
講義名 | トップアスリートのサポート・測定から考えるヒトの身体能力の可能性と限界について | |
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講師 | 石川 昌紀 | |
講義内容 | 到達目標 | 最新のヒトの神経、筋、腱、骨に関する知識を身につけ、走・跳・投・蹴・泳・滑の運動能力を高める授業展開に応用することができる。運動の機能やメカニクスを理解し知識や情報の修得を通して、子どもたちの身体的特徴や運動能力を評価でき、体育授業やクラブ活動での指導に活かせるトレーニングやコンディショニング方法について創造することができる。 |
内容 | 世界中のトップアスリートの身体的特徴や、ヒトの神経、筋、腱、骨に関するトレーニングやコンディショニング方法の誤用などを例に上げ説明し、自らの身体を通して、動きや反応が変わる仕組みを理解し、体験することで身につけて頂く。 上記の目標を達成するため、講義と測定実習を通して授業を展開し、解説する。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記具、運動靴、動きやすい服装(ジャージ) | |
場所 | R号館 104教室バイオメカニクス実験室(人数制限15名ほど) |
講義名 | スポーツ心理学 | |
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講師 | 手塚 洋介 | |
講義内容 | 到達目標 | 生涯スポーツ・健康スポーツとしての運動の恩恵について学習し、体育授業に活用するための知見を得る。 |
内容 | 学習指導要領には、体育の目標の1つとして「運動の楽しさや喜びを味わう」ことが挙げられている。この考えは、昨今のスポーツ科学においては健康とも密に関連した問題であり、体育のみならず保健体育として取り上げるべき問題といえよう。子どもが抱える心理社会的問題(ストレス)とも関連させながら、運動による楽しさの体験やさまざまな心理学的恩恵について最近のスポーツ心理学の成果を概説し、体育授業への還元について討議する。昨今の教育問題の様子を鑑み、内容が多少変更する可能性もある。 | |
評価方法 | レポート試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具 | |
場所 | C号館 304教室 |
講義名 | 体つくり運動の授業づくり | |
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講師 | 小林 博隆 | |
講義内容 | 到達目標 | 各学校段階で求められる体つくり運動の目的や内容を理解し、それらに対応した教材を開発、提案、実践することができる力を身につける。 |
内容 | 「体ほぐし運動」および「体力を高める運動」の各種教材を体験しながら、随時、教材のねらいや指導法等の解説を加えていく。 特に「体力を高める運動」の「巧みな動き」、「動きを持続する能力」に焦点をあて、講習を展開する。具体的には、縄やラダー、ボール、フラフープなどを使った体つくり運動を提案する。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ | |
場所 | 第6体育館 アリーナ |
講義名 | 授業に役立つレクリエーション・野外活動 | |
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講師 | 伊原 久美子 | |
講義内容 | 到達目標 | レクリエーション活動、野外活動に関する基礎的な知識を学習し、指導法を身につける。 |
内容 | いつでも、どこでも、誰でもできるレクリエーション活動は、楽しく身体を動かしながら主体的に他者とかかわる場をつくる。また、自然を活用した野外活動は、自然と深くかかわりながら、個人や集団の能力を高める場をつくる。本講義では、実技を取り入れながら、これらの活動の基礎的な知識を学習する。レクリエーション活動、野外活動は、思考力や判断力の向上、自信の獲得や豊かな心を育むための一つの活動と捉え、教育現場で活用できる講習を行う。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ) | |
場所 | C号館 305教室 |
講義名 | バレーボールの授業づくり | |
---|---|---|
講師 | 浅井 正仁 | |
講義内容 | 到達目標 | 中学校、高校の体育授業において、それぞれの技能レベルに応じた、工夫されたバレーボールゲームを展開、指導できるようにする。 講義で紹介された工夫されたタスクゲームや基礎的技術練習法などを理解して、現場で活かせるようにする。 |
内容 | バレーボールのチーム戦術である、三段攻撃を学習するために、「キャッチプレー有り」のタスクゲームを紹介する。 1)キャッチレシーブ有り、2)キャッチトス有り、3)限定プレーヤーのキャッチプレー有り、などのゲームを紹介する中で、それぞれのゲームでの「ねらい」を解説する。初歩的段階でのミニゲーム(4対4)、進んだ段階でのミニゲーム(4対4)を行う場合の工夫すべき点についても紹介する。 その他、アタック動作修得のための段階的指導、グループでの練習形態についても解説するよていである。 | |
評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
動きやすい服装(ジャージ)、体育館シューズ、筆記用具 | |
場所 | 第4体育館 |
講義名 | 陸上(陸上運動)の授業づくり | |
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講師 | 貴嶋 孝太 | |
講義内容 | 到達目標 | 体育の授業における陸上(陸上運動)の役割を理解し、それを達成するために必要な知識や情報を、科学的な事実を基に修得する。そのうえで、体育授業が単なるスポーツ活動の場とは異なる、教育としての意味を持つように展開できるよう工夫する。 |
内容 | 陸上競技の「走」、「ハードル」種目を主に取り上げるが、各種目の運動の特性や動作について説明する。それらの持つ意味を理解しながら、体育の授業での「走」や「ハードル」が、生徒や児童にどのような能力を身につけることができるかを一緒に考える。 さらに、上記の目標を達成するための授業の展開や授業内容を、実技を交えて解説する。 |
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評価方法 | 筆記試験 | |
注意事項 (準備物等) |
筆記用具、動きやすい服装(ジャージ)、ランニングシューズ、体育館シューズ(雨天時) | |
場所 | (晴天時)陸上競技場、レクチャールーム (雨天時)第1体育館2階 |